台風に備えて

台風とは・・・

台風

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼び、このうち北西太平洋で発達して中心付近の最大風速が17.2m/s(風力8)以上になったものを「台風」と呼びます。
台風は、北半球では強い風が時計回りと反対の方向に吹き、大きな空気の渦巻きとなっています。台風の影響は、台風が日本のはるか南の海上にあるときにも太平洋沿岸には波(うねり)がうち寄せます。夏の土用の頃にうち寄せる大波「土用波」はよく知られています。「土用波」の発生する頃は、台風の発生しやすい時期とも合っていますので、南海上に台風がある場合は、海辺でのレジャーには注意が必要となります。
台風は、毎年のようにわが国に来襲し、もたらす災害はきわめて大きいものがあります。気象台は、台風が接近すると、台風情報や注意報、警報を発表して災害の防止や軽減を呼びかけます。

 

台風の強さと大きさ・・・

台風情報で「大型で強い台風第○○号は・・・。」といったことをよく目や耳にされることがあると思います。この「大型で強い」は、「強風域」の半径や「最大風速」によって区分していて、台風のおおよその勢力の目安を示しています。強風域とは、平均風速15m/s以上の強風が吹く範囲です。
台風の大きさや強さは、防災的な警戒事項をわかりやすくするためで、台風が大きいほど、遠方にあっても強風が吹くなどの影響を受けやすくなります。また、台風が強いほど、より大きな影響を受けるおそれがあることを示唆します。

台風に備えて・・・

右図は、平成17年9月6日の、台風第14号の天気図です。この台風は、九州の西岸を北上し、日本海に進みましたが、徳島では最大風速22.4m/sの非常に強い風が吹き、神山町旭丸で794ミリの大雨となり、大きな影響を受けました。

台風の接近を、テレビやラジオなどで見たり聞いたりしたら、大雨が降る前や暴風が吹く前に、家の外回りの点検を行なうなど、災害への備えをもう一度確認しましょう。

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  • 「市報みよし」第6号(平成18年8月号)では、台風についての特集を掲載しています。

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