R で始まる3つの取り組みを!
ごみの減量を進めるために最も優先すべきことは、できる限りごみを発生させない努力をすること(発生抑制:Reduce)です。次に不要になったものでも、できる限り繰り返し使う工夫をすること(再使用:Reuse)です。最後に、繰り返し使えないものは資源として再び活用すること(再資源化:Recycle)です。3R(スリーアール)を推進し、市民、行政のみならず事業者についても適切な役割分担を踏まえた取り組みを積極的に行うことが求められています。
1.発生抑制(Reduce)のポイント
- コピー用紙、パンフレット、新聞紙、雑誌、段ボールなど資源化が可能なものはごみにしない。
- コピー紙の消費量管理などを部署ごとに行う。
- 会議資料などは必要な部数だけを作成し、両面コピーペーパーレス化等で紙の使用量を抑える。
- 回覧供覧社内メールなどを活用し、資料の共有化を図り、無駄な紙の使用を抑える。
- 事務用品は、長期間使用できるものを購入する。
- 事務用品の購入にあたっては、在庫管理を行い、無駄なものを購入しない。
- ごみ箱の設置は必要最小限にするなど、簡単にごみを出せないようにする。
- 使用期限切れ商品などの廃棄をできるだけ少なくできるよう販売管理を行う。
- 過剰包装を控え、簡易包装を推進する。
- メーカーや卸売業者などに対し、梱包材や包装材の簡素化を依頼し、納品後は業者へ引き取ってもらう。
- ペーパータオル、紙コップ、紙おしぼりなどの使い捨て用品の使用を控える。
- 石けん、洗剤、シャンプーなどは、必要な量だけを出せる容器(ディスペンサー容器)を使用する。
- 生ごみや食料品の加工くずなどは、十分に水切りを行い重量を減らす。
2.再使用(Reuse)のポイント
- 不要な事務用品は必要とする他の部署等で再利用する。
- ミスプリントしたコピー用紙を内部資料やメモ用紙に再使用(両面利用)するためのストックボックスを設置する。
- 社内文書の往復に使用済封筒を活用するなど、封筒やファイルなどは繰り返し使用する。
- 流通用梱包材や仕入れに使用する容器などは、繰り返し使用できるものを採用する。
- コピー機やプリンターのトナーカートリッジなど詰替可能なものは、メーカーに交換を依頼する。
- リースやレンタル、リサイクル用品を活用する。
- リターナブルびん、デポジット制の商品を積極的に使用する。
3.再資源化(Recycle)のポイント
- 事業所内に雑紙、新聞紙等の分別ボックスを設置する。
- 機密処理、シュレッダー処理したものも資源化する。
- コピー用紙、印刷物等は再生された製品を使用する。
- 事務用品、トイレットペーパーなどは、環境に配慮した再生品を購入する。
- 缶、びん、ペットボトルなどは納入業者に引き渡すか、分別をして資源回収業者に渡す。
- 食べ残しや調理くずなどは、生ごみ処理機などによる堆肥化や家畜飼料などに資源化する。
- 品目別に再生処理を行える業者と契約する。