熱中症とは
私たちの体には、暑くなると抹消の血管を広げたり、汗をかいたりして体温を下げようとする調節機能が備わっています。しかしその調節機能がうまく働かなくなると、体内に熱がこもり、やがてめまいや不快感、意識障害などの症状があらわれます。その状態が熱中症です。
急に暑くなった日や活動の初日は要注意!
人間の体は暑い環境での運動や作業を始めて3~4日経たないと、体温調節が上手になってきません。このため急に暑くなった日や、久しぶりに暑い環境で作業をしたときには体温調節がうまくいかず、熱中症で倒れる人が多くなっています。
熱中症の症状
- 軽度 めまい 立ちくらみ 筋肉痛 汗がとまらない
- 中度 頭痛 吐き気 体がだるい 虚脱感
- 重度 意識がない けいれん 高体温 まっすぐに歩けない 呼びかけに返事がおかしい
こんな人は特に注意
- 肥満している人、高齢者、幼児
- 暑さに慣れていない人
- 体調の悪い人、持病のある人
熱中症予防5つの声かけ
- 温度に気を配ろう
- 飲み物を持ち歩こう
- 休息をとろう
- 栄養をとろう
- 声を掛け合おう
無理をせずに生活をしましょう!
- 暑さに慣れる
- 温度計を利用し一定温度以上になったらエアコンを使用しましょう。
- 服装面では、汗を吸収し、通気性のよい素材の衣服を選びましょう。
- 脱水症にならないよう、こまめに水分を補給し、汗をたくさんかいたときはスポーツドリンクや0.1~0.2%の食塩を含む飲料が望ましい。
- 屋外では直射日光を防ぐのに帽子や日傘を用い、帽子は脱いだりかぶったりした方がいいです