2018年7月、首都圏を中心に風しんの患者数が増加しました。風しんの流行と妊婦への風しん感染を防止し「先天性風しん症候群」を予防するため、対象となる方に対し、抗体検査や予防接種に対する費用助成などの事業をおこなっています。下記をご覧になり、対象の方は、まずは風しん抗体検査を受けましょう。
1.風しんの追加的対策:
1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日に生まれた男性
※実施期間が2025(令和7)年2月末まで延長されました
風しんにかかる公的な予防接種を受ける機会がなかった「1962(昭和37)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日に生まれた男性(以下、対象者)」は、風しんの抗体保有率が低い世代であることから、風しんの追加的対策として、対象者にクーポン券を送付し、風しん抗体検査および風しん第5期定期予防接種を受けていただく体制を整えました。
クーポン券については、2019(令和元)年5月上旬に「1972(昭和47)年4月2日から1979(昭和54)年4月1日に生まれた男性」、2020(令和2)年4月上旬に「1962(昭和37)年4月2日から1972(昭和47)年4月1日に生まれた男性」に対して郵送しています。
<風しん抗体検査および予防接種の流れ>
STEP1:クーポン券はお持ちですか?
実施期間の延長に伴い、以前に送付したクーポン券は2023(令和5)年2月までは引き続きご使用いただけます。2023(令和5)年3月以降にクーポン券を使用される場合は、新たにクーポン券を発行しますので、三好市保健センター(0883-72-6767)までご連絡ください。
※有効期限が2025(令和7)年2月のクーポン券をお持ちの方は、2025(令和7)年2月までそのままご使用いただけます
抗体検査・予防接種を受ける際に必要となりますので、クーポン券を紛失した、または転入等の理由で再発行を希望の方も保健センターまでご連絡ください。
STEP2:風しんの抗体検査を受ける(無料)
クーポン券をご持参ください。
検査は、健康診断等か実施医療機関で、採血して行います。結果が分かるまでに数日かかる場合があります。
(1)健康診断の機会に受ける
お勤め先の健康診断や人間ドックの際に、抗体検査を受けられる場合があります。(詳しくは勤め先の担当者または受診する医療機関へ)
(2)実施医療機関で受ける場合
全国の実施医療機関で、検査を受けることができます。
事前にご予約の上、受診してください。
クーポン券を使用できる医療機関のリストは、下記の厚生労働省のホームページをご参照ください。
※平成26年4月以降に抗体検査を受け、その結果が記載された書類をお持ちの方は、今回の抗体検査を受けなくても構いません
STEP3: 検査の結果を聞き、免疫がない場合は風しんの予防接種を受ける(無料)
検査結果は、検査を受けたところで確認してください。
検査の結果、風しん抗体検査判定基準に基づき、
◎十分な抗体があった方は、予防接種は不要です。
◎風しんへの免疫がなかった方(十分な量の抗体がなかった方※1)は、クーポン券を使って無料で風しんワクチン(麻しん風しん混合ワクチンを含む)の接種を受けることができます。
予防接種を受ける際は、実施医療機関に事前に予約し、「クーポン券」「本人確認書類」「風しん抗体検査の結果」をお持ちください。
※1 HI法で8倍以下、EIA法で6.0未満に相当する抗体価
◎風しん抗体検査判定基準に該当しませんが、抗体検査の結果が低く※2、医師により予防接種を勧められた方は、任意接種となり費用は自己負担となりますが、三好市風しんワクチン接種費用助成事業により、接種費用を5,000円を上限に払い戻しできる場合があります。詳しくは、当ページ下部の「3.三好市風しんワクチン接種費用助成事業」をご参照ください。
※2 HI法で16倍、EIA法で6.0以上8.0未満に相当する抗体価
2.徳島県事業:風しん抗体検査のお知らせ
徳島県では、対象となる方に対し、風しんの抗体検査を無料で実施しています。
◇対象者:徳島県に住所を有し、以下に該当する方
①妊娠を希望される、または妊娠する可能性の高い女性(妊婦は除く)
②1979(昭和54)年4月2日から1990(平成2)年4月1日までに生まれた男性
ただし、次のいずれかに該当する者は除く。
①風しん(検査で証明)にかかったことがある
②過去(平成26年4月以降)に風しん抗体検査を受けたことがあり、かつその記録がある
③過去に風しんの予防接種を受けたことがあり、かつその記録がある
※その他の注意事項や実施医療機関は、徳島県のホームページをご参照ください
徳島県:https://www.pref.tokushima.lg.jp/ippannokata/kenko/kansensho/7206389/
3.三好市風しんワクチン接種費用助成事業
三好市では、風しん抗体検査の結果、「風しんの抗体価が低い(HI法の16倍以下相当)」と判定され、予防接種が必要となった方が風しんワクチン(麻しん風しん混合ワクチン含む)を接種した場合に、5,000円を上限にワクチン接種費用の一部助成を行っています。
◇対象者
①接種日時点において三好市に住民登録がある
②徳島県が実施する風しん抗体検査を受け、抗体価が低いと判定されている
③2014(平成26)年4月以降に受けた風しん抗体検査の結果、抗体価が低いと判定されている
④②③の結果、風しんワクチン(麻しん風しん混合ワクチンを含む)を接種した
※これまでに三好市風しんワクチン接種費用助成事業により、接種費用の助成を受けた方は対象外です
※基準となる抗体価は、HI法で16倍以下、EIA法で8.0未満に相当する抗体価です
費用助成の申請方法などは、下記をクリックしご確認ください。
三好市風しんワクチン接種費用助成事業:風しんワクチン接種費用の助成について (PDF 179KB)
新型コロナウイルスワクチンとの接種間隔
原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。新型コロナワクチンとその他のワクチンは、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
風しんにかからないために
○風しんの予防には予防接種が有効です。予防接種が必要か分からない方は抗体検査を受けましょう。検査の結果、抗体が十分でない場合には予防接種を検討してください。
○特に、予防接種法による接種機会の無かった30歳代から50歳代の男性は、風しんの抗体価が低い傾向にありますので注意してください。
○妊娠中の女性、風しんの抗体価が低い方、体調がすぐれない時、これらの方と身近で生活する方は、流行地域、人ごみの多い場所への外出は可能な限り避けてください。外出する場合は可能な限り人ごみを避けるなど、風しんにかからないように注意してください。
風しんかなと思ったら
発熱、発疹、リンパ節の腫れ等、風しんと思われる症状が見られたら、事前に医療機関に連絡し、風しんの疑いがあることを伝え、指示に従って受診してください。