公開日 2024年4月9日
教育長あいさつ
三好市内各所の桜が満開となり、新しい年度を迎えました。
今年度より三好市教育委員会教育長を拝命いたしました伊丹賢治です。どうかよろしくお願いいたします。
三好市における児童生徒数の減少は、相変わらず深刻な状況にあり、昨年度末には歴史と伝統のある西祖谷中学校が休校となりました。従いまして、幼稚園3園、小学校13校、中学校5校で、未来社会を支える「人財」の育成をめざして、今年度も三好市の子どもたちの教育に取り組んでまいります。
さて、新型コロナウィルス感染症に翻弄されてきたここ数年ですが、少しずつ新しい生活様式での対応に変わろうとしています。三好市教育委員会といたしましては、これまで進めてきた取組を基盤とし、子どもたちや市民の皆さま一人ひとりの「学ぶ力」、「生きる力」を育むための学校教育・社会教育の充実を目指して取り組んでまいります。
学校教育におきましては、令和6年度三好市教育委員会重点施策のうち、特に次の3点を最重要施策といたしました。
1つ目は、「ナンバーワン・スクールへの挑戦」です。これは、従来からの特色ある学校づくりをさらに発展させることによって、子どもたちや教職員が自信と誇りのもてる学校づくりを目指すものです。
2つ目の重要施策は、「早寝、早起き、朝ごはん、外遊び」、「読み、書き、計算」、「いじめ、不登校、非行のゼロ」の3運動の推進です。これらの運動を通して、子どもたちの基本的生活習慣の確立や体力の向上、基礎学力の定着や聴く力を伸ばすこと、青少年の健全育成等を図りたいと考えています。
3つ目は、ICT(情報通信技術)教育のさらなる推進です。各小中学校においては、GIGAスクール構想のもと、児童生徒全員に1人1台のタブレットパソコンが配備され、全ての学校においてICTを活用した学びが一般的になりました。今後も、教員の資質・能力の向上を目指し、熱意にあふれた豊かな指導力と人間性をもった教員と共に、子どもたちが「学ぶ楽しさ」、「わかる喜び」を実感できるような環境づくりを進めてまいります。
社会教育においては、市民の皆さまが生涯にわたって学び合い、生きがいをもって輝けるよう、主体的に参加していただける機会をより多く設け、「学びあい」を通した、生きがいづくり、つながりづくり、そして地域づくりを進めていきたいと考えています。
また、家庭・学校・地域・行政が連携して、市民一人ひとりが幸福で充実した生活を送るため、「いつでも」「どこでも」「だれでも」が、「いつまでも」学ぶことのできる教育環境の整備や人材育成等を図るためのさまざまな施策を推進してまいります。
市民の皆さまのご指導をいただきますとともに、ご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。
令和6年4月
三好市教育委員会 教育長 伊丹 賢治