公開日 2010年12月1日
●国の認定を受けました(平成22年11月22日)
▲小泉国土交通大臣政務官より認定証を 受け取る俵市長 |
三好市では、平成20年11月4日に施行された地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(通称:歴史まちづくり法)に基づく「三好市歴史的風致維持向上計画」を策定し、平成22年11月5日付けで国(国土交通省、文部科学省、農林水産省)に認定申請をしていましたが、このほど11月22日に正式に計画が認定されました。
同日午後1時より国土交通省で認定式が開催され、今回認定となった三好市の俵市長ほか2市(福岡県太宰府市、岡山県高梁市)の市長に国土交通省の小泉俊明政務官より認定証が手渡されました。
徳島県内では初の認定となり、全国で19番目の認定となります。(平成22年11月22日現在)
同認定が受けられることで、国の重点的な支援を受けながら、歴史的風致の維持向上に寄与するまちづくりを推進することができます。今後はこの計画に基づき、歴史文化遺産を活かした三好市の個性豊かなまちづくりを推進します。
≪歴史的風致とは≫
地域におけるその固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動とその活動が行われる歴史上価値の高い建造物及びその周辺の市街地とが一体となって形成してきた良好な市街地の環境と定義されています。
●計画策定の趣旨
三好市は、重要文化財の「木村家住宅」や「箸蔵寺」、重要有形民俗文化財の「祖谷の蔓橋」などの歴史的価値の高い建造物をはじめ、重要伝統的建造物群保存地区の「落合地区」に代表される素朴な原風景が感じられる山村集落やうだつの町屋が並ぶ伝統的な町並みなど良好な景観や環境が大切に守られています。
また、これら周辺では、これまでの長い歴史の中で伝統を守りながら続けられてきた伝統文化や伝統技術が色濃く残されており、歴史的建造物や町並みと一体となって、良好な歴史的風致を形成しています。
今後、これらの歴史文化遺産を保存・活用し、個性豊かなまちづくりに生かしていくため、「三好市歴史的風致維持向上計画」を策定し、三好市の歴史的風致の維持向上を図っていくこととしています。
●計画の概要 ※詳しくは、下記の関連ファイル(計画書)をご覧ください。
●関連ファイルのダウンロード
1.祖谷地方の歴史的風致
重要伝統的建造物群保存地区の落合集落 |
- 先人の知恵と技術によって継承される「蔓橋」からなる歴史的風致
- 伝統的民家と伝統作物のある原風景からなる歴史的風致
- 八幡神社と祭礼からなる歴史的風致
2.吉野川流域周辺の歴史的風致
- たばこ産業で栄えたうだつの町並みからなる歴史的風致
- 箸蔵信仰と郷町からなる歴史的風致
- うだつの町並みで営まれる伝統産業からなる歴史的風致
- 農村生活と結びつく「お天王はん」の祭礼・市からなる歴史的風致
- 守り継がれる伝統的祭礼(馬岡新田神社)からなる歴史的風致
- 山村集落の素朴さを今に伝える伝統芸能と祭礼からなる歴史的風致
●三好市の重点区域
1.祖谷渓谷に広がる祖谷地方(祖谷渓谷と平家落人伝説に関する区域)
2.たばこ産業で栄えた池田の町並み周辺地域(箸蔵寺とうだつの町並み周辺区域)
●関連リンク