公開日 2012年1月11日
【箸蔵寺高灯籠(たかとうろう)】 ・所在地 三好市池田町州津蔵谷1006番地ほか ・建築年 明治17年(1884) ・建造物の特徴 |
▲ 箸蔵寺高灯籠(たかとうろう) |
【箸蔵寺手水舎(ちょうずや)】 ・所在地 三好市池田町州津蔵谷1006番地ほか ・建築年代 明治29年(1896) ・建造物の特徴 本殿東南に位置する。屋根は南北棟の入母屋造桟瓦葺で、方一間で四方を吹放しとする。軒は二軒繁垂木、礎盤上に立てた角柱を頭貫と台輪で固め、組物は出組詰組とするなど充実した細部をもつほか、琵琶板に植物紋様を飾り、手水鉢の四隅を邪鬼で支えるなど装飾性にも富む手水舎で、古刹の豊かな境内景観を醸成している。 |
▲箸蔵寺手水舎(ちょうずや) |
【箸蔵寺中門(ちゅうもん)】 ・所在地 三好市池田町州津蔵谷1006番地ほか ・建築年代 明治前期 ・建造物の特徴 方丈前に東西棟で建つ。切妻造桟瓦葺の一間薬医門で、両脇に袖塀を付ける。五平の本柱を冠木や虹梁形のまぐさで固め、男梁を四通りに架すなど充実した細部をもち、薬医門としては規模が大きく、威厳のある構えである。他の建造物同様、古刹の豊かな境内景観を醸成している。 |
▲箸蔵寺中門(ちゅうもん) |
【箸蔵寺仁王門(におうもん)】 ・所在地 三好市池田町州津蔵谷1006番地ほか ・建築年代 明治13年(1880) ・建造物の特徴 箸蔵山の中腹、箸蔵寺参道中段に構える仁王門は、入母屋造桟瓦葺で、上・下重とも出組詰組、二軒繁垂木などの細部をもつ。上重は、正面中央に両開の桟唐戸をつけ、両脇に花頭(かとう)窓(まど)を開ける。内部は一室で、側・背面に壇を構え、釈迦如来坐像とその両脇に十六羅漢を安置する。近代における本格的な禅宗様式の二重門の優品と評価され、古刹の豊かな境内景観を醸成している。 |
▲箸蔵寺仁王門(におうもん) |