公開日 2015年9月24日
江戸時代から徳島県三好市の山間部では、『阿波葉』とよばれる葉たばこの耕作が盛んに行われ、
幕末から明治にかけて『阿波刻み』という名称の刻みたばこ産業で繁栄しました。
三好市は阿波池田うだつの家(旧真鍋家)をたばこ産業繁栄当時の象徴とし、三好市指定有形文化財に指定しています。
建物の外壁には富の象徴とされる『うだつ』があります。
また、旧刻みたばこの作業場は『阿波池田たばこ資料館』として一般に開放し、『かんな刻み機』など
刻みたばこの製造工程で使われた機具類を数多く展示しています。
最盛期には100軒以上あったといわれる池田町内の刻みたばこ業者は専売制以降も90年にわたり
町の文化や経済を支えてきたといわれています。
『たばこ資料館』ではこうした在りし日を伝え続けています。
↑正面玄関
↑ かんな刻み機 ↑ 売渡張 (うりわたしちょう)