公開日 2010年11月30日
▲庁舎全景 |
▲登録プレートを庁舎玄関に設置 |
平成22年1月15日付けで旧三野町役場庁舎が三好市で初めて国の登録有形文財に登録されたことを受け、3月24日、三野公民館において登録証ならびに登録プレートの伝達式が行われました。
旧三野町役場庁舎は、昭和初期(昭和9年)に建てられた洋風木造庁舎で、今日まで三野町のシンボルとして広く地元住民に親しまれてきました。現在は、三野総合支所となっています。
建物は、正面15mの木造2階建てで、外装は淡いピンク色、薄茶色の屋根にアーチ型の窓を持つなど、大正期の洋風建築の流れを留めた洋風館ともいわれていま す。正面外観が左右対象で、2階には半円型のアーチ窓を開け、特に2階正面2つの窓の間には、装飾としてモルタルで形作られたと思われるオーダーと呼ばれる円柱があります。
大正から昭和にかけて建てられた戦前の洋風建造物のほとんどが時代の流れと共に姿を消していく中で、旧三野町役場庁舎は、現在も当時に引けを取らない老かいな輝きを保った状態で活用されています。